CHATEAU RAUZAN-GASSIES
シャトー ローザン ガシー
- 当主
- Famille QUIÉ
- 地域
- BORDEAUX
- 所在地
- HAUT-MEDOC MARGAUX
概要
1855年メドック格付け2級シャトー・ローザン・ガシーは、マルゴー村の北部に位置し、シャトーマルゴーやパルメ、デュルフォール・ヴィヴァンなどに隣接する畑を所有しています。一時期は評価の低い時代もありましたが、現当主のキエ家によるたゆまない改革の努力と、著名コンサルタントのエリック・ボワスノー氏の参画により、特に2011年以降からは、高い評価を得るようになりました。
歴史
1661年、貿易商のド・ローザン氏がこの地を購入、シャトーを創設し、ワイン造りで名声を築いたことが起源です。その後のフランス革命により、1789年にローザン・ガシーとローザン・セグラに分割され、1855年メドック格付けの際には両シャトーとも2級に選定されました。第二次世界大戦後の1946年にキエ家(ポール・キエ氏)の所有となってからは、シャトーに様々な改革が行われ、その結果ワインの品質を大きく高めました。現在は、1968年に経営を引き継いだ息子のジャン・ミシェルと、その子供たちアン・フランソワとジャン・フィリップ( 2001年~ )によって運営されています。
特色
栽培面積28ha、総生産量は約8万本と、メドック61シャトーの中では比較的小規模であるローザン・ガシーの葡萄畑は、カベルネソーヴィニヨン65%、メルロー25%、プティヴェルド5%、カベルネフラン5%の割合で植樹されていますが、1ヘクタール当たり1万本という密植となっているのが特徴的です。収穫は機械摘みを採用しており、それは格付けシャトーとしては大変珍しいことですが、収穫後に2回の十分な選果作業を行うことで果汁を良質に保っています。そうした合理化省力化により、2級シャトーとしては比較的リーズナブルな価格を維持していること、また7~8年という短期間での熟成で飲み頃を迎えることなどが、ローザン・ガシーのワインの特色であると言えます。
取り扱いワイン
LES AILES DE RAUZAN-GASSIES
レ ゼル ドゥ ローザンガシ-
原産地呼称 | AOC:MARGAUX |
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品種 | カベルネソーヴィニヨン58%、メルロー40%、プティヴェルド2% |
タイプ | 赤 | 平均樹齢 | 35年 |
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収穫年 | 2014 | 栽培面積 | 28ha |
ALC | 13.5% | 収量 | 40hl/ha |
生産本数 | 20,000本 | 取得認証 |
土壌 | 深く堆積した砂礫の区画と、小石の混じった砂礫の区画の二つの土壌からなる。 |
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栽培 | 減農薬省力化農法。きめ細かい葡萄への手入れを行う。収穫は機械摘み。選果を2回十分に行う。 |
醸造 | ステンレス槽で26-28℃で発酵させる。1日に2-3回のルモンタージュ。マロラクティック発酵は小樽とステンレス槽で行う。 |
熟成 | 12ヶ月樽熟成。澱引き後、卵白による清澄。新樽の使用 50% |
味わい | 濃い艶のある赤紫色 /ブラックチェリー、カシス、カンゾーの香り/ 心地よい酸味/凝縮感のある果実味/ 力強いこなれたタンニン マルゴーのワインとしては、力強さのあるワイン |
料理 | 骨付き子羊、牛タン、牛フィレ肉の赤ワインソース |
メモ | この2014年の収穫時期は、メルローが9/27-10/3、カベルネソーヴィニヨンが10/4-15の間に行われた。 |