DOMAINE TOLLOT-BEAUT
ドメーヌ トロ・ボー
- 当主
- トロ・ファミリー(ナタリー、オリヴィエ&ジャンポール・トロ)
- 地域
- ブルゴーニュ
- 所在地
- ショレィ・レ・ボーヌ村
概要
コート・ドゥ・ボーヌのショレイ・レ・ボーヌ村に本拠地を置く、幅広い層から愛されている5代続く家族経営のドメーヌです。コルトンの丘やボーヌにも少しづつ畑を買い増し、現在約24haの葡萄畑を所有、赤ワイン14銘柄、白2銘柄のワインを造っています。
このうちグランクリュは3銘柄1.5ha、プルミエクリュは7haで、その他の畑は村名あるいはACブルゴーニュクラスの畑ですが、このクラスのピュアでフレッシュ、果実味豊なバランスのとれたワインの味わいこそドメーヌ トロ・ボーの真骨頂とも言えます。
ワイン造りの80%が畑仕事でなされると考えています。そうして収穫した葡萄は、傷つけたり潰れたすることのないように細心の注意が払われ、温度管理のもとワインが造られます。
そして、これこそが私達の仕事の心臓部です。
歴史
1880年に、初代のフランソワ・トロ氏がショレィ・レ・ボーヌ村に葡萄の樹を植えたのが一家のワイン造りの始まりですが、その後息子のアレクサンドルがオーリエ・ボー女史と結婚し、その規模を大きくします。1921年には、当時としては非常に珍しいドメーヌでの瓶詰を開始、両家の名前を冠したドメーヌ・トロ・ボーが誕生しました。
彼らの息子ポールの時代に100%蔵元瓶詰め販売を決定、更にその事業を拡大します。ポールの4人の子供達は共に働き、現在の25ヘクタールまで畑を拡げました。
5代目となる現当主ナタリー、ジャン・ポール、オリヴィエの三人(いとこ同士)は協力し合い、このドメーヌを運営しています。
その他情報
当ドメーヌのワインボトルは、昔ながらの当地の伝統的な形状の、首の部分が細く長いシルエット、ぼってりとして重量感もあり、非常に特徴的です。長期熟成に適しており、ラベルも貼りやすいものです。
取り扱いワイン
CORTON GRAND CRU
コルトン グラン クリュ
原産地呼称 | AOC:CORTON GRAND CRU |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1953/1956 |
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収穫年 | 2019 | 栽培面積 | 0.6ha |
ALC | 14% | 収量 | 38hl/ha |
生産本数 | 5300本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で13―14日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 樽熟成。収穫より16か月後に瓶詰。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 50%。 |
味わい | 輝きのあるルビー色/フランボワーズ、黒チェリーのリキュール、ヴァニラ、スパイス/なめらかな酸味と芳醇な果実味/柔らかいタンニン/固い味わいが有名なコルトンの中でも比較的柔らかな果実味を持つ |
料理 | ジビエ、ステーキ赤ワインソース、きのこや黒トリュフを使った料理 |
メモ | コルトンの丘の麓。南向きの緩やか斜面を持つレ・コンブの畑のワイン。 |
CORTON BRESSANDES GRAND CRU
コルトン ブレサンド グラン クリュ
原産地呼称 | AOC:CORTON BRESSANDES GRAND CRU |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1593/1956 |
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収穫年 | 2018 | 栽培面積 | 0.91ha |
ALC | 14.5% | 収量 | 0.88hl/ha |
生産本数 | 4,600本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で13-14日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 樽熟成。収穫より16か月後に瓶詰。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 50% |
味わい | ラズベリー、カシス、黒チェリーなどの赤黒い果実味豊か。/エレガントでふくよかなボディを特徴とするトロボーの代表的なGC |
料理 | 野鳥、鴨肉などのグリル、きのこや黒トリュフを使った料理 |
メモ | ブレサンドの畑はコルトンの中でも東向きの斜面中腹に位置する強い石灰土壌。 |
BEAUNE 1ER CRU CLOS DU ROI
ボーヌ プルミエ クリュ クロ デュ ロワ
原産地呼称 | AOC:BEAUNE 1ER CRU |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1978/87 |
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収穫年 | 2018 | 栽培面積 | 1.09ha |
ALC | 13% | 収量 | 45hl/ha |
生産本数 | 7800本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で10-12日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 樽熟成。収穫より16か月後に瓶詰。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 25-30% |
味わい | 濃いルビー色/芳醇な赤と黒の果実/なめらかな酸味/しなやかなタンニン |
料理 | 野鳥、鴨などのグリル料理。きのこや黒トリュフを使った料理、牛肉の赤ワインソースなど |
メモ | クロ・デユ・ロワの畑は、ボーヌの北側に位置する褐色石灰土壌。南側よりも非常にフレッシュで凝縮感のあるワインを生み出す。 |
ALOXE CORTON 1ER CRU “LES VERCOTS”
アロース コルトン プルミエ クリュ “レ ヴェルコ”
原産地呼称 | AOC:ALOXE CORTON 1ER CRU |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 2004-14 |
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収穫年 | 2018 | 栽培面積 | 0.78ha |
ALC | 14% | 収量 | 41hl/ha |
生産本数 | 5300本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で12日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 18か月の樽熟成。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 40-50% |
味わい | 濃いルビー色/赤い果実の芳醇な香り、スパイシー/しっかりとした酸/力強い熟した滑らかなタンニン/古樹からの芳醇な果実味と深い味わいとしっかりとしたタンニンのバランスが素晴らしい |
料理 | ジビエ、野鳥料理、鴨肉のグリル |
メモ | アロース・コールトン プルミエ・クリュ ’レ・ヴェルコ’の畑は、コールトンの丘の中腹、南斜面の石灰土壌の畑。葡萄は半分が80年超の古樹。 |
ALOXE CORTON
アロース コルトン
原産地呼称 | AOC:ALOXE-CORTON |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1961-93 |
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収穫年 | 2020 | 栽培面積 | 1.9ha |
ALC | 14% | 収量 | 48hl/ha |
生産本数 | 6,000本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で10-12日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 16~18か月樽熟成。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 30-35% |
味わい | 濃いルビー色/赤いチェリー、プラム、スミレ/しっかりとした酸/骨格のあるタンニン |
料理 | ジビエ、野鳥、鴨料理、牛の赤ワイン煮 |
メモ | コルトンの丘の麓、アロース・コルトン村の周辺に位置する。 |
SAVIGNY CHAMP CHEVREY 1ER CRU MONOPOLE
サヴィニー シャン シュヴレ プルミエ クリュ モノポール
原産地呼称 | AOC:SAVIGNY-LES-BEAUNE 1ER CRU |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1955 |
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収穫年 | 2019 | 栽培面積 | 1.46ha |
ALC | 14.0% | 収量 | 35hl/ha |
生産本数 | 10000本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で13-14日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 樽熟成。収穫より16か月の後瓶詰。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 30-25% |
味わい | 赤い果実の優しい香り、/なめらかな酸。ミネラル/こなれたタンニン/果実味と酸、タンニンのバランスが素晴らしい |
料理 | 鴨肉のグリル、野鳥料理。キノコや黒トリュフを使った赤身の牛料理、エポワスなど |
メモ | コルトンの丘の麓、サヴィニー村の1級畑ラヴィエールの畑の下、ほぼ平らな場所に位置する。 |
CHOREY LES BEAUNE
ショレイ レ ボーヌ
原産地呼称 | AOC:CHOREY LES BEAUNE |
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品種 | ピノ・ノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1956-98(平均樹齢25年) |
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収穫年 | 2020 | 栽培面積 | 6.6ha |
ALC | 14.5% | 収量 | 47hl/ha |
生産本数 | 40,000本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュット・レゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で10-12日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 樽熟成。収穫より16か月の後瓶詰。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用 20-30% |
味わい | やさしい果実味、ミネラル感/なめらかな酸味/エレガントでスムーズなブルゴーニュの赤 |
料理 | 牛・鶏の赤ワイン煮、鴨肉料理など肉料理全般、ジビエ、黒トリュフやマッシュルームを使った料理など。 |
メモ |
BOURGOGNE COTE-D’OR ROUGE
ブルゴーニュ ルージュ
原産地呼称 | AOC:BOURGOGNE COTE-D’OR |
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品種 | ピノノワール100% |
タイプ | 赤 | 植樹年 | 1963-84(平均樹齢45年) |
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収穫年 | 2020 | 栽培面積 | 3.5ha |
ALC | 14.5% | 収量 | 47hl/ha |
生産本数 | 28000本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 一次発酵は開蓋タンクにて32℃以下で8-10日間行う。ピジャージュあり。マロラクティック発酵を行う。アルコール発酵後空気圧プレスマシーンで48時間沈殿時間を経て樽に移す。 |
熟成 | 樽熟成。収穫より16か月の後瓶詰。マロラクティック発酵後に一度だけ澱引きを施す。新樽の使用15% |
味わい | 明るいルビー色/小さい赤い実の果実の酸味/なめらかなタンニン/フレッシュ・フルーティな酸味豊かな飲みやすいブルゴーニュ赤 |
料理 | 鶏・牛肉の赤ワイン煮 |
メモ |
BOURGOGNE COTE-D’OR BLANC
ブルゴーニュ ブラン
原産地呼称 | AOC:BOURGOGNE COTE-D’OR |
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品種 | シャルドネ100% |
タイプ | 白 | 植樹年 | 1956-2001(平均樹齢50年) |
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収穫年 | 2020 | 栽培面積 | 1.8ha |
ALC | 13.5% | 収量 | 65hl/ha |
生産本数 | 15000本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰土壌 |
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栽培 | リュトレゾネ(減農薬農法) |
醸造 | 葡萄は収穫後に小さなケースに入れられ醸造所まで運ばれる。空気圧圧搾マシーンでプレスし、コンクリート槽にて18度で発酵を開始。マロラクティック中にバトナージュあり。アルコール発酵は最後、樽に落され終了 |
熟成 | 収穫より14ヶ月樽熟成の後瓶詰。新樽20% |
味わい | 銀色の輝きを持つ透明感の高い黄金色/カモミール、菩提樹、リンゴ、ミネラル、トーストの香り/生き生きとした酸。豊かな果実味。/古樹から造られる素晴らしいバランスの一品 |
料理 | 白身魚や鶏肉のソテー、クリームソース |
メモ | ショレ・レ・ボーヌ村内にある少量のシャルドネ畑。最も古い区画は樹齢60年を超える。 |