WEINGUT OBERHOFER
ヴァイングート オーバーホーファー
- 栽培及び醸造責任者
- PASCAL OBERHOFER
パスカル・オーバーホーファー
- 地域
- ドイツ
- 所在地
- ラインラントファルツ州
エーデスハイム
概要
ヴァイングート・オーバーホーファーは、1754年から続く、ドイツ南部のファルツ地方の生産者です。フランスのアルザス地方に隣接し、晴れの日の割合が多く温暖で豊かな気候のファルツは、ドイツ国内では赤ワインの生産量を誇り、世界レベルではリースリングの最大の産地でもあります。この地域では近年、伝統的なドイツワインの製法から離れ、新しい挑戦をする生産者が多くみられますが、オーバーホーファーもまた、若い醸造責任者パスカル氏が両親と共に、世界に通用するワイン造りに情熱的に取り組んでいます。1994年生まれのパスカル氏は、ワイナリーを経営する両親の姿を見て育ち、ドイツ国内のガイゼンハイム大学で醸造学を学びました。現在はモダンで高品質かつダイナミックなワイン造りに取り組む35歳以下の若手醸造家団体『 Generation Riesling 』に所属しています。両親の代からビオロジックに転向し、ドイツ政府公式認証 Bio-Siegelを取得。自然との調和も重視した葡萄栽培を行っています。ドイツ農業協会(DLG)による『トップ100の生産者』に選ばれており、将来に大きな期待の持てる造り手です。
土壌と地理的表示 ” クヴァリテーツヴァイン ”
ファルツ地方は、南北で全く異なる土壌構造を持っています。北部は軽い粘土、砂、黄土(細粒性の堆積土)などが異なる割合で混在しています。オーバーホーファーの拠点エーデスハイムの位置する南部土壌は、黄土の割合が多く、より重く豊かな土壌です。南北いずれにもムッシェルカルク(貝殻石灰岩)、スレート土壌などが点在し、バラエティに富んだワインの生まれる所以となっています。
スイックプラスの取り扱うオーバーホーファーのワインは、ファルツの土壌と気候を生かした果実味豊かな味わいで、ドイツワイン法に基づく地理的表示クヴァリテーツヴァイン( QUALITÄTSWEIN )の表記が認められています。クヴァリテーツヴァインは、ドイツ国内の限定された13の地域の上級ワインで、各地域における特徴を全面的に表した高品質なワインでなければなりません。摘果時の熟度の検査、化学分析、ドイツ農産物協会が制定し国際的に認められた官能検査をパスする必要があり、その香り、味、調和について一定の水準を求められます。
ドイツ最古の葡萄
ドイツ最古の葡萄の木は、ファルツのロート・ウンター・リートブルクにある畑『ローゼンガルテン』の樹齢約400年のゲヴュルツトラミナーだと言われています。 収量が極端に少なく、なかなか買い手が見付からなかったこの畑が駐車場として整備される区画の一部となっていたところを、1980年代にオーバーホーファーの先代が購入しました。植樹に関する文書は残っていませんが、1618年の30年戦争以前からある畑だと口伝されており、樹齢400年と推定されるのは、この畑の一部のゲヴェルツトラミナーの木なのだそうです。2010年には、ドイツワインスティテュートにより文化遺産に登録されました。残念なことに日本での発売の予定はありませんが、オーバーホーファーではこの葡萄樹から得た果汁を用いた希少なワインも生産しています。
取り扱いワイン
RIESLING ALTE REBEN TROCKEN
リースリング アルテ レーベン トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | リースリング |
タイプ | 白 | 平均樹齢 | 40年 |
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収穫年 | 2021 | 栽培面積 | 1.5ha |
ALC | 12% | 収量 | 40hl/ha |
生産本数 | 5000本 | 取得認証 | Bio-Siegel |
土壌 | 砂の多い黄土(ローム)畑は南西向き |
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栽培 | ビオロジック。手摘みで収穫。 |
醸造 | 果皮浸透を行う、木樽で15℃~18℃で25日間発酵させる。その間ピジャージュ、ルモンタージュを行う。 |
熟成 | 小樽とステンレスタンクを使用し8か月熟成の後、ろ過して瓶詰。 |
味わい | 淡いレモンイエロー/柑橘、ジャスミンなどの白い花、ミネラルの香り/豊富な酸、適度なボリュームの果実味/爽やかで透明感のある辛口 |
料理 | 海老・白身魚・鶏肉料理、ポトフ、キッシュやパイ包み料理、チーズ、など |
メモ |
GEWÜRZTRAMINER TROCKEN
ゲヴュルツトラミナー トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | ゲヴュルツトラミナー |
タイプ | 白 | 平均樹齢 | 12年 |
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収穫年 | 2022 | 栽培面積 | 1ha |
ALC | 13% | 収量 | 35hl/ha |
生産本数 | 8000本 | 取得認証 | Bio-Siegel |
土壌 | 上質な粘土の混ざる黄土(ローム) 畑は東向き |
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栽培 | ビオロジック。手摘みで収穫。 |
醸造 | 除梗、破砕なし。フリーランジュース70%。ステンレスタンクで15~17℃で14日間発酵させる。マロラクティック発酵なし。 |
熟成 | ステンレスタンクを使用。ろ過して瓶詰 |
味わい | 淡いレモンイエロー/薔薇、スパイス、ミネラル、ライチなどの上品な香り/酸と果実味のバランスの良い/キリっとしたシャープな辛口 |
料理 | 魚介のマリネ、カルパッチョ、天ぷら、野菜の前菜など。 |
メモ |
GRAUER BURGUNDER TROCKEN”
グラウアー ブルグンダー トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | グラウブルグンダー |
タイプ | 白 | 平均樹齢 | 20年 |
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収穫年 | 2019 | 栽培面積 | 1ha |
ALC | 12% | 収量 | 50hl/ha |
生産本数 | 8000本 | 取得認証 | Bio-Siegel |
土壌 | 上質な粘土の混ざる黄土(ローム) 畑は東向き |
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栽培 | ビオロジック。手摘みおよび機械摘み。 |
醸造 | 果皮浸透を行う。フリーランジュース70%。ステンレスタンクで15℃~18℃で18日間発酵させます。マロラクティック発酵なし。 |
熟成 | ステンレスタンクを使用。ろ過して瓶詰 |
味わい | 淡いレモンイエロー/グレープフルーツ、洋梨、リンゴ、アカシアの花の香り/フレッシュな酸味としっかりとした果実味/ミネラル感に富む辛口 |
料理 | 卵料理、白身魚、鶏肉や豚などの白身肉の料理、天ぷらなどの和食。 |
メモ | グラウブルグンダー(Grauer Burgunder)は、ドイツにおける優良品種のひとつで、フランス名はピノ・グリ。ブラウアー・ブルグンダー(シュペートブルグンダー)の突然変異種で、かつてルーレンダーと呼ばれていた。ドイツは世界第3位の栽培面積を誇り、厚みのある辛口白ワインが造られている。 |
SILVANER TROCKEN
シルヴァーナ- トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | シルヴァーナー |
タイプ | 白 | 平均樹齢 | 20年 |
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収穫年 | 2020 | 栽培面積 | 0.25ha |
ALC | 12% | 収量 | 45hl/ha |
生産本数 | 1300本 | 取得認証 |
土壌 | 砂の多い黄土(ローム) 畑は南向き |
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栽培 | ビオロジック。手摘みで収穫。 |
醸造 | 除梗、破砕なし。フリーランジュース70%。ステンレスタンクで15~18℃で18日間発酵させる。マロラクティック発酵なし。 |
熟成 | ステンレスタンクを使用。ろ過して瓶詰 |
味わい | 淡いグリーンイエロー/ライムなどの柑橘、ハーブ、白胡椒/フレッシュな酸とみずみずしい果実感/繊細で爽やかな辛口 |
料理 | ランチ、前菜、焼いた川魚、和食など素材を生かした様々な食事に。 |
メモ | シルヴァーナー(Silvaner)は繊細な香りと柔らかな酸が特徴の品種。主張が強すぎず、合わせる料理を選ばないため、コース料理などのお供にも最適。トラミナーとエスターライヒッシュ・ヴァイス(オーストリアの白の土着品種)の自然交配ではないかと言われている。 |
WEISSER BURGUNDER TROCKEN
ヴァイサーブルグンダー トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | ヴァイスブルグンダー |
タイプ | 白 | 平均樹齢 | 3-15年 |
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収穫年 | 2021 | 栽培面積 | 2ha |
ALC | 12% | 収量 | 50hl/ha |
生産本数 | 8000本 | 取得認証 |
土壌 | 上質な粘土の混ざる黄土(ローム) |
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栽培 | ビオロジック。手摘みで収穫。 |
醸造 | 除梗、破砕なし。フリーランジュース70%。ステンレスタンクで15~17℃で18日間発酵させる。マロラクティック発酵なし。 |
熟成 | ステンレスタンクを使用。ろ過して瓶詰 |
味わい | 淡いイエロー/洋梨、ハーブ、アカシア/爽やかな酸と果実味の心地よい余韻/上品ですっきりとした辛口 |
料理 | ホワイトアスパラガス、白カビチーズ、白身肉など |
メモ | 残糖3,2 g/l 総酸 6,5 g/l |
SPÄTBURGUNDER EDESHEIM TROCKEN
シュペートブルグンダー エーデスハイム トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | シュペートブルグンダー |
タイプ | 赤 | 平均樹齢 | 5-25年 |
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収穫年 | 2019 | 栽培面積 | 1ha |
ALC | 13% | 収量 | 30hl/ha |
生産本数 | 3000本 | 取得認証 |
土壌 | 上質な粘土の混ざる黄土(ローム) 畑は南向き |
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栽培 | ビオロジック。手摘みで収穫。 |
醸造 | 除梗して圧搾。ステンレスタンクを用いる。低温マセラシオン3日間、発酵25-30℃で14-16日間、マロラクティック発酵は30日間行う。ピジャージュ、ルモンタージュを1日2回12日間施す。 |
熟成 | 小樽で18か月熟成させた後、濾過して瓶詰。新樽50% |
味わい | 明るいルビー色/赤スグリ、チェリー、すみれの花の香り/きめ細かなタンニン/程よい果実味のエレガントな赤ワイン |
料理 | 肉系前菜、鴨や鶏などのロースト、煮物などの和食、パスタやピッツアなど。 |
メモ |
SPÄTBURGUNDER KIRCHBERG TROCKEN
シュペートブルグンダー キルヒベルク トロッケン
原産地呼称 | QUALITÄTSWEIN |
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品種 | シュペートブルグンダー |
タイプ | 赤 | 平均樹齢 | 20年 |
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収穫年 | 2019 | 栽培面積 | 0.25ha |
ALC | 13% | 収量 | 30hl/ha |
生産本数 | 900本 | 取得認証 |
土壌 | 上質な粘土の混ざる黄土(ローム)畑は、民家が点在する比較的暖かい場所に位置する |
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栽培 | ビオロジック 手摘みで収穫 |
醸造 | 除梗破砕しステンレスタンクで3日間低温でマセラシオン、25~30℃で14日間発酵。マロラクティック発酵14日間。ピジャージュ、ルモンタージュを1日2回12日間行う。 |
熟成 | フレンチオークの小樽で18か月熟成。新樽50% |
味わい | 暗めのルビー/チェリー、ブラックベリー、キャラメル、バニラの香り/きめ細かなタンニン/複雑なニュアンスを楽しめるミディアムボディ。 |
料理 | 赤身肉のロースト、仔羊のパイ包み焼きなど |
メモ | 2018年ヴィンテージは、ワイン王国誌とドイツワイン協会によるコンテストで3つの賞を受賞しました。 |